玉越鉄工株式会社のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
私たちの会社がある兵庫県たつの市は、古くから物資の集積地として栄え、ものづくりが盛んな街です。そんなこの地で、玉越鉄工が産声を上げたのは1931年(昭和6年)のこと。
創業から90年以上。 今回は、私たちが歩んできた道のりと、今、そしてこれからについてお話ししたいと思います。
創業当時は、今ほど便利な機械はありませんでした。職人の手仕事がすべてだった時代から、私たちは「鉄」という素材と向き合い、その可能性を広げることに情熱を注いできました。
特に、船舶用ハッチカバーの設計・製造においては、長年にわたり多くの知見を積み重ねてきました。船の荷物を守るハッチカバーは、わずかな歪みや水漏れも許されない、非常に精密な技術が求められる分野です。この厳しい世界で磨かれた「妥協しないモノづくり」こそが、玉越鉄工のDNAとなっています。
90年という月日は、単に同じことを繰り返してきた時間ではありません。
現在、私たちの工場では最新のNC切断機や溶接ロボット、マシニングセンタといった高度な設備が稼働しています。しかし、どれだけ機械が進化しても、最後に品質を決めるのは「人の目」と「職人の感覚」です。
ベテランから若手へ。 長年培ってきた「熟練の技」を最新技術と融合させ、より効率的に、より高精度な鋼構造物を生み出す。これこそが、現在の玉越鉄工の強みです。
私たちの製品は、橋梁、ビル、そして大海原を行く内航船舶の一部として、日本のインフラや物流を支えています。
「自分たちが作ったものが、誰かの生活を支えている」 その誇りを胸に、社員一同、日々火花を散らして鉄と向き合っています。
90年という歴史は、お客様や地域の皆様の支えがあってこそ。 私たちはこの歴史を誇りに思いつつも、決して現状に満足はしていません。
次の100周年に向けて、さらなる技術の研鑽と、若い力の育成に注力し、これからも「鉄のプロフェッショナル」として挑戦を続けてまいります。